ビンテージ ストーブ バーラー Valor 65C 

WindyLady

2015年11月12日 18:59

ヴィンテージ クッキングストーブ バーラー65C

Vintage Cooking Stove Valor 65C

バーラー65Cの紹介です。
イギリスの古い雑誌を見るとクッキングストーブorボイリングストーブと言うジャンルがあります。日本じゃあまり聞いたことがないですよね。初めて見たとき「小さくてかわいい!(笑)」と言う印象でした。女性の方は結構好きな方が多いです。よくキャンプ場で使ってると声をかけられます。
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昔のイギリスのストーブはアラジンやパーフェクション、バーラー共に対流式のストーブ。特にこれはクッキング専用で通常のストーブより小型で、ストーブの上に鍋を置いてコトコト煮込み料理やりますって、なんかロハスでエコロジーな感じです。





最近の暖房機器といえばエアコン、ファンヒーター=火が見えない(笑)火災等の防災の観点から使えなくなりましたよね。私が子供の頃は普通に石油ストーブでした。その上にヤカン乗っけてお湯を沸かしていました。部屋の中でお湯が沸く音が聞こえてましたよね~。そんな時代の輸入ストーブはみんな共通の丸芯で下部から空気を取り入れて燃焼する、シンプルな構造で当時は子供ながらおしゃれに見えたものです。







最近のストーブは機能優先であまり面白くないですよ~。今更ながらこのようなクラシックなデザイン、アラジンやパーフェクション、バーラーのようなシンプルなデザインがインテリア関係者に評価されてきてると思います。
私の入手したバーラー65C もクッキングストーブとしてイギリスから海を越えてやってきたのでしょう。
たぶん1960年代、昭和30年後半頃で、このころ買ってる人がいたなら相当おしゃれな人だったと思います。アラジンもそうですが昭和30年代後半から日本の家庭に入ってきました。たぶん同時期だと思います。製造されてから、少なめに見積もっても50年以上時が過ぎているので、痛んでいて当たり前ですが、7年前に比較的程度の良いものが入手できました。


このバーラー65Cは十分小型ですがクッキングストーブとしては全高37cmと比較的大きめです。
芯の調整さえきちんとすれば、ブルーフレームで燃焼します。もちろん、耐震装置など無いし、横風にも弱いです。
冬、シェルターの中でチラチラとうごめく青い炎を見ていると、それだけでも和めるストーブだと思います。






我が家に来たとき、チムニーは比較的キレイなものの、ボディーやバーナーに多少サビが出てました。 6本五徳で使用してみると鍋の安定がとても良いです。ちなみに直径22センチの五徳ですので、おのずと乗せる鍋の大きさは限定されますけど(笑)そしてイギリスのクラシカルな機能としては小型のバーラー64Cには無い、燃料計が付いています。


口コミやユーザーの皆さんの意見を聞くと丸芯の直径も小型な64Cの直径50ミリより大型な75ミリのため燃焼状態も良好で、バーラー65Cは火力も強いし、風の影響も若干受け難いとのこと。久しぶりに火をつけましたが、正直芯は高さ調整のメンテが必要かもしれない。ちなみに替え芯はWICK300が65Cの純正で一応在庫として確保しています。





使用頻度は浅いようですが、タンクの塗装の多少はげがありますが、ヴィンテージなオリジナル状態で使わしてもらってます。毎冬、バーラーのストーブがキャンプサイトでコトコトと料理を煮込み、冬の静かな夜にブルーフレームを灯すのを想像すると早く冬キャンに行きたい妄想に落ちますね~(笑)。






本体サイズは、全高37センチ、最大径22センチとバーラー64Cストーブより一回り大きいですがトヨトミ レインボーやフジカ ハイペットなどよりは小さく、希少性があるこのストーブ、大事に使ってあげたいと思っています。

ちなみにこれが替え芯。



 
今年の冬はこのストーブでおでんでも煮込みますか(笑)

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