今回ご紹介するテントは、MossのスターゲイザーGT。
-- Bill Mossが自らデザインしたプロダクト、スターゲイザー --
-- MoMA(ニューヨーク近代美術館)に永久展示されている唯一のテント、
スターゲイザーの最終モデル“スターゲイザーGT” --
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メーカー:moss(モス)
商品名:スターゲイザーGT
年代:01年前後
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スターゲイザーGTは、MOSSの最終型。
実際に使ってみて大変使用しやすく実用面で優れたサイズのテントです。
このスターゲイザーGTはモスのテント部門の最終年と言われている2001年前後の生産品で中国で生産されました。モス好きの間では意見が分かれます(笑)
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カムデン信者からは初期のMossであるカムデン製の物と比べ生地もカラーも違う物と否定的ご意見が多く、デザインに細かい人は吊り下げ式は基本萌えないとか・・・・一方、カムデン製やシアトル製で加水分解で臭くなる従来のモデルに比べ最終型は生地の変更があり臭いが少なく実用的であると評価する人もいます。中国生産品はなかなか議論が止まりませんね(笑)
個人的には、このスターゲイザーGTは言われている程悪いテントではないと思っているのですが、あの本国生産のスターゲイザーとどうしても比較されてしまう悲しい運命をもつ最終型テントです。ただし、このテントは明らかに改善されているし、もう少し評価されても良いテントではないでしょうか?
モステントは創業から何回か生産国やカラーを変更してきているため、生産品の時期やカラーによって希少価値や入手の難しさなどが異なります。
スタッフサックはコンプレッションベルト付。
Moss最後のロゴ
簡単な組み立て説明書がスタッフサックの内側に記載
純正のペグ
基本のポール
ポールはストレート2本に台形のポール1本
モステントの中では珍しくまじめな4角のフロア
ポールを一本差し込みます。
半円のポールをクロスさせます。
Billの遺したベシカピシス(魚座フレーム)
簡単な吊り下げフック式。 吊り下げフックを見るとかなりこだわって作られていることがわかります。
鋏むだけで簡単に外れます。天気が悪くても迅速な設営が出来ます。
インナーテントに付く最終ロゴ
正面から見ると横のテンション維持の台形のポールフレームが良くわかります。
最終の吊り下げフックモデルとはいえMossらしい綺麗なテンションで張れます。
後方からの写真、インナー生地は軽量なリップストップナイロン。
前後のベンチレーションが向上
天窓のベンチレーションも向上
内側から天窓を見た感じ。ネット状の小物入れを付けたまま。取り外しは当然できます。
内側から後方のベンチレーション。これだけ空いてれば夏の夜も涼しく過ごせますね。
多数のインナーポケットが側面に付いてます。
このモデル、プロダクトとしてより使いやすく、より軽量化を重視したために、従来のデザインを吊り下げ式にして、より効率重視のモデル対応になった感がありますね。サイズは結構広くてゆとりのある2人用です。
1本台形型になるポールはテンションを掛けますが風対策の意味もあります。
背も132cmと天井が高いので快適な居住空間を実現しています。
前室のフロアシートも付属します。
「Star Gazer=星を観察する者」
開閉可能なメッシュの面積が広く、特に天井部のメッシュが広い従来通りの天窓があり、テントの中から星空を見る事の出来る構造になっています。当然フライシートを全て外す必要がありますが、星空を見るなんてかなりロマンチック!夏の夜空で楽しんでもらいたいですね(笑)
最終型モデルのこれは吊り下げ式ですが、かなりのテンションがかかりテントデザインも綺麗に維持しています。テンションが強いのでテントのフロア面が浮いたりしますがペグ打ちをしっかりすれば格好よく設営することができます。
最終型のMossは生地が進化し、べとつきや匂いが発生する可能性が少ないため実用性はNo,1です。往年のカムデン・シアトル製ほどメンテナンスを気にする必要はありません。末永くMossテントでキャンプしたい人にはオススメのテントですよ~
ではまたキャンプ場でお会いしましょう!!!