VOLVO 240 ワゴン とは (歴史)
時折、キャンプ場で「240ですか?いいですね~」のあとに
「維持とか大変じゃありませんか?」とか
「どうですか?、、、、、壊れません?」とか聞かれることも多いので(笑)
20代や30代の人にはピンとこない車かもしれないので
昔の古い車ですがまずはどんな車かご紹介を。
興味のない人には全く意味のないテーマですが、ここのサイトに来る人は
ビンテージ好きな方も多い可能性もあり
もし新たに乗ってみたいと言うチャレンジャーな人のために
VOLVO240ってどんな車かお話をしたいと思います。
私が購入したのは1993年、VOLVO240でいう販売最終の年でした。新車で購入するお金がなく1988年式の中古車を購入しました。ちなみに現在のこの車で240ワゴンは3台目「何で~?」詳しい話は後日したいと思います(笑)
未だ人気は衰えませんね。このクルマの人気は生産が終了してから20年近い歳月がたった今でも街中でもまだ結構見ることができます。依然として高い人気があると言うことでしょう。このクルマの設計のルーツに当たる「140シリーズ」は1966年に登場し、ピラーの造形や基本的な部分はこのクルマと240シリーズに共通点は多く、そしてそこから多くの改良が加えられ、車名の変更も受けながら最終的に1993年まで生産が続けられました。なので140シリーズを含めると実に27年と言う長寿を誇ったモデルでもあります。世界的に見ても長寿モデルとして「ミニ」や「ビートル」と共通するベーシックで飽きのこないデザインの魅力があると思います。
VOLVO240はまずVOLVO140これからスタートした。
と思ってもらっていいと思います。
当時はヤナセが販売してたようです。
フロントのデザインが全く違いますが、ほとんど基本部分は240と同じです。丸目2灯でシンプルですね。
1974年に140を継承して240はデビューします。
240ベースですが当時は丸目2灯でした。
マニアな方だと、この辺がひじょうに大好物です。ちなみにこのカタログは帝人ボルボの1978年です。
安全神話を作り上げたVOLVO。当然240は安全性をうたっていますね。
このクルマを現在維持してる人は昔のFRボルボのデザインや機能性をよく知る人や、四角くてレトロな雰囲気が「かっこいい」ととらえる人まで幅広いです。日本においてはバブル景気後半に、そのラゲッジスペースの大きさや実用性から「カメラマンのクルマ」としてボルボワゴンがもてはやされた時期もありました。1974年にデビューし、日本におけるVOLVOの販売はワゴンと言うより当初はセダンのイメージが強かったです。顧客も主にお医者さん、弁護士、大学教授が多かったそうです。
1983年のカタログです。この頃からワゴンが売れ始めました。マニアに人気ある中古のワゴンで角目4灯はこの時代です。
下の車が角目4灯です。現在でも人気があります。中には最終型をこの角目4灯に改造してる方もいます。
特にワゴンに関していうと80年以降から購入する層が増えたとのこと。当時の購買層のライフスタイルに変化か出てきたのは80年代ということになります。それまでは「ワゴン」と言うより「バン」って言ったほうがピンとくるかもしれませんね。
「バン=商用」のイメージが強くステーション(
Volvo的にはエステート)ワゴンなんて概念がなかったのです。
ステーションワゴンの代名詞となったこの車は88年~93年当時のレガシーやステージア、セプターなど国産車のワゴンに与えた影響は非常に大きく80年代末から90年代にかけて一代ワゴンブームが起こりました。当時のイメージですが金がありますメルセデス、六本木で遊んでますBMW、ちょっとおしゃれなAUDIとポジションが違いVOLVOは質実剛健で控えめでインテリな雰囲気を持ちセンスの良さで車を選んでるオーナー(笑)、、、、、今とは違い当時はそんなイメージが強かったのです。
1986年のカタログです。
VOLVOの240ワゴンがコンスタントに売れ始めたのがバブルが始まった86年ぐらいから
カタログにもその兆候が出ています。
車自体はベーシックなSOHC直列4気筒エンジンを搭載し高剛性シャシーと事故に強いボディー、シンプルな足回りとのベストマッチングにより安定した走りを実現しています。大人5人と多くの荷物を満載してもゆとりあるユーティリティに加え、 長距離ドライブでも疲れないシート、そして当時最終型で安全性の高いエアバック、ABSの標準装備により、240の完成形となりました。最終型の1993年モデルは、パワーユニットには130馬力へとパワーアップを果しました。
1974年からボルボ240は流行を追うことなく、車の信頼性や使いやすさのクオリティを追求し支持され続けロングセラーを記録しデビュー以来、今もなお世界中で愛され、信頼され、乗り続けられているのが最大の魅力ではないでしょうか?特にアメリカでのセールスが成功しアメリカ市場では未だにVOLVO240の社外品のパーツが潤沢に生産され続けています。
現在の240のファンの多くは、そのまま当時から乗り続けてる方も多いですがサーファー・デザイナー・アパレル・カメラマンなど、スタイルに拘る人達に支持され、乗る人のライフシーンを支える豊かなスタイルを持つ車として認知されているのではないでしょうか?新しいデザインは飽きられるのも早いですが、機能的美しさは褪せることがなく、それが240の魅力だと思います。この魅力は現代の車のスタイリングではムリだと思っています。またオールドボルボに共通して言えることですが、商業主義的にコストダウンすることなく、安全性をきっちり追求した車造りがボルボの魅力でもあります。ドアが車体と比較して小さいのも、事故の際に乗員の安全性を最大限に守るためです。多くの240ファンは、質実剛健な色気の無い、ちょっと外れた感のある240だからこそ、、、、、、、、そんなところを私自身、この車を愛しているような気がします。
だらだらと書きましたがVOLVO240のカタログから一通りの流れがわかっていただけたでしょうか?
長文を読んでいただいて大変感謝です。
次回は
をお送りします。
「維持とか大変じゃありませんか?」とか
「どうですか?、、、、、壊れません?」とか聞かれることも多いので(笑)
20代や30代の人にはピンとこない車かもしれないので
昔の古い車ですがまずはどんな車かご紹介を。
興味のない人には全く意味のないテーマですが、ここのサイトに来る人は
ビンテージ好きな方も多い可能性もあり
もし新たに乗ってみたいと言うチャレンジャーな人のために
VOLVO240ってどんな車かお話をしたいと思います。
私が購入したのは1993年、VOLVO240でいう販売最終の年でした。新車で購入するお金がなく1988年式の中古車を購入しました。ちなみに現在のこの車で240ワゴンは3台目「何で~?」詳しい話は後日したいと思います(笑)
未だ人気は衰えませんね。このクルマの人気は生産が終了してから20年近い歳月がたった今でも街中でもまだ結構見ることができます。依然として高い人気があると言うことでしょう。このクルマの設計のルーツに当たる「140シリーズ」は1966年に登場し、ピラーの造形や基本的な部分はこのクルマと240シリーズに共通点は多く、そしてそこから多くの改良が加えられ、車名の変更も受けながら最終的に1993年まで生産が続けられました。なので140シリーズを含めると実に27年と言う長寿を誇ったモデルでもあります。世界的に見ても長寿モデルとして「ミニ」や「ビートル」と共通するベーシックで飽きのこないデザインの魅力があると思います。
VOLVO240はまずVOLVO140これからスタートした。
と思ってもらっていいと思います。
当時はヤナセが販売してたようです。
フロントのデザインが全く違いますが、ほとんど基本部分は240と同じです。丸目2灯でシンプルですね。
1974年に140を継承して240はデビューします。
240ベースですが当時は丸目2灯でした。
マニアな方だと、この辺がひじょうに大好物です。ちなみにこのカタログは帝人ボルボの1978年です。
安全神話を作り上げたVOLVO。当然240は安全性をうたっていますね。
このクルマを現在維持してる人は昔のFRボルボのデザインや機能性をよく知る人や、四角くてレトロな雰囲気が「かっこいい」ととらえる人まで幅広いです。日本においてはバブル景気後半に、そのラゲッジスペースの大きさや実用性から「カメラマンのクルマ」としてボルボワゴンがもてはやされた時期もありました。1974年にデビューし、日本におけるVOLVOの販売はワゴンと言うより当初はセダンのイメージが強かったです。顧客も主にお医者さん、弁護士、大学教授が多かったそうです。
1983年のカタログです。この頃からワゴンが売れ始めました。マニアに人気ある中古のワゴンで角目4灯はこの時代です。
下の車が角目4灯です。現在でも人気があります。中には最終型をこの角目4灯に改造してる方もいます。
特にワゴンに関していうと80年以降から購入する層が増えたとのこと。当時の購買層のライフスタイルに変化か出てきたのは80年代ということになります。それまでは「ワゴン」と言うより「バン」って言ったほうがピンとくるかもしれませんね。
「バン=商用」のイメージが強くステーション(
Volvo的にはエステート)ワゴンなんて概念がなかったのです。
ステーションワゴンの代名詞となったこの車は88年~93年当時のレガシーやステージア、セプターなど国産車のワゴンに与えた影響は非常に大きく80年代末から90年代にかけて一代ワゴンブームが起こりました。当時のイメージですが金がありますメルセデス、六本木で遊んでますBMW、ちょっとおしゃれなAUDIとポジションが違いVOLVOは質実剛健で控えめでインテリな雰囲気を持ちセンスの良さで車を選んでるオーナー(笑)、、、、、今とは違い当時はそんなイメージが強かったのです。
1986年のカタログです。
VOLVOの240ワゴンがコンスタントに売れ始めたのがバブルが始まった86年ぐらいから
カタログにもその兆候が出ています。
車自体はベーシックなSOHC直列4気筒エンジンを搭載し高剛性シャシーと事故に強いボディー、シンプルな足回りとのベストマッチングにより安定した走りを実現しています。大人5人と多くの荷物を満載してもゆとりあるユーティリティに加え、 長距離ドライブでも疲れないシート、そして当時最終型で安全性の高いエアバック、ABSの標準装備により、240の完成形となりました。最終型の1993年モデルは、パワーユニットには130馬力へとパワーアップを果しました。
1974年からボルボ240は流行を追うことなく、車の信頼性や使いやすさのクオリティを追求し支持され続けロングセラーを記録しデビュー以来、今もなお世界中で愛され、信頼され、乗り続けられているのが最大の魅力ではないでしょうか?特にアメリカでのセールスが成功しアメリカ市場では未だにVOLVO240の社外品のパーツが潤沢に生産され続けています。
現在の240のファンの多くは、そのまま当時から乗り続けてる方も多いですがサーファー・デザイナー・アパレル・カメラマンなど、スタイルに拘る人達に支持され、乗る人のライフシーンを支える豊かなスタイルを持つ車として認知されているのではないでしょうか?新しいデザインは飽きられるのも早いですが、機能的美しさは褪せることがなく、それが240の魅力だと思います。この魅力は現代の車のスタイリングではムリだと思っています。またオールドボルボに共通して言えることですが、商業主義的にコストダウンすることなく、安全性をきっちり追求した車造りがボルボの魅力でもあります。ドアが車体と比較して小さいのも、事故の際に乗員の安全性を最大限に守るためです。多くの240ファンは、質実剛健な色気の無い、ちょっと外れた感のある240だからこそ、、、、、、、、そんなところを私自身、この車を愛しているような気がします。
だらだらと書きましたがVOLVO240のカタログから一通りの流れがわかっていただけたでしょうか?
長文を読んでいただいて大変感謝です。
次回は
2016/03/18
をお送りします。
VOLVO 240 ワゴン 修理備忘録(その6)電気系
VOLVO 240 ワゴン 修理備忘録(その5)燃料系
GWはポートランドに行ってVintageShopに行きました(3)
キャンプじゃないよ~OMMに参加しました。
GWはポートランドのアウトドアショップ行ってきました(その2)
GWはポートランドへ行ってきました(その1)
Morgan4/4 ついにクラッチ交換&備忘録
”VOLVO 240 掲示板”の残影(16)
”VOLVO 240 掲示板”の残影(15)
VOLVO 240 ワゴン 修理備忘録(その5)車検
ビンテージ コールマン 500 スピードマスター レストア日記③
ビンテージ 水筒 グランテトラとLAKEN
”VOLVO 240 掲示板”の残影(14)
今年の夏休みは西表島
”VOLVO 240 掲示板”の残影(13)
浩庵キャンプ場
”VOLVO 240 掲示板”の残影(12)
ブログを始めて3年経過しました
鎌倉に似合うバイクを探して プジョーヴォーグSP燃料だだ漏れ事件
世田谷ベースのC105と同じ エンジン組立中www 続き~
VOLVO 240 ワゴン 修理備忘録(その5)燃料系
GWはポートランドに行ってVintageShopに行きました(3)
キャンプじゃないよ~OMMに参加しました。
GWはポートランドのアウトドアショップ行ってきました(その2)
GWはポートランドへ行ってきました(その1)
Morgan4/4 ついにクラッチ交換&備忘録
”VOLVO 240 掲示板”の残影(16)
”VOLVO 240 掲示板”の残影(15)
VOLVO 240 ワゴン 修理備忘録(その5)車検
ビンテージ コールマン 500 スピードマスター レストア日記③
ビンテージ 水筒 グランテトラとLAKEN
”VOLVO 240 掲示板”の残影(14)
今年の夏休みは西表島
”VOLVO 240 掲示板”の残影(13)
浩庵キャンプ場
”VOLVO 240 掲示板”の残影(12)
ブログを始めて3年経過しました
鎌倉に似合うバイクを探して プジョーヴォーグSP燃料だだ漏れ事件
世田谷ベースのC105と同じ エンジン組立中www 続き~