ビンテージ ストーブ パーフェクションNo.1690 レストア
年の瀬ですね。歳を取ると一年が早いです。年末最後のレストア記事になるかな(笑)
嫁さんに文句を言われ、ガレージにスペースも無く、もう買うまいと心に決めていましたが誰にも相手されていないビンテージストーブ。骨董屋さんで現物を見てしまうと救済せねばと思う気持ちと物欲が。。。。(笑)
今年の7月にアメリカのカルフォルニアに旅行した際にパソロブレスと言う町の骨董屋で見かけた何年も稼働してないパーフェクション。このタイプは戦前の商品なので日本では販売されておらずビンテージ商売の方が輸入して販売する程度の希少機種。

物珍しさと復活させたい気持ちでついついその場で購入、海を遥々超えて日本にやってまいりました。95ドル十分安いのですが80ドルに値切って日本円で9000円くらいでした。不安なのは輸送で壊れることでしたが幸い船便で時間をかけて無事日本に到着です。どのように輸送したかは本ブログ以前の記事のBYERヘリテージコットと一緒にやってきました。
ちなみに嫁さんはこの存在に気が付いてない(爆)一番苦労したのは骨董屋から車に乗せてサンノゼまで運ぶのが一番苦労したかな(笑)知らない内に車に積み込みました。アメリカのレンタカーラゲッジスペース大きいからね~どちらにしても逆鱗に触れるので完成してからのほうが言い訳効く?かなと思ってまだ見せてないです。
ざっと一通り観察してみましょう。
このパーフェクションNo1690は1930~40年代にかけて生産されたモデル
この購入したモデルは底板が黒くパテントの表記もありました。どうやら1930年代初頭のモデルの様です。時代からすると満州事変だわね(爆)すごい昔。。。。

天板部分 曇りと錆が出てますね。トップは艶消し?それとも劣化?

側面の上部琺瑯部分 大した損傷はないですね。琺瑯も剥げていません。

ガラス部分 割れも罅もなく汚いだけのようです。

ヒンジ部分と下部の琺瑯部分 ヒンジはやはり年代物のせいもあり多少のゆるさがあります。錆びてますね。

一部剥げがありましたが、とくに大きな損傷はなく下部の琺瑯も問題なし。金属部分は錆が出てます。メッキも一部錆びてます。

猫足部分と底板 足が錆びてます。底板も一部錆が有り。

内部のタンク これは何十年分の埃でしょうか(笑)

分解と清掃ですね。まずタンクからやりましょうか?

エアーで埃を取り敢えず吹き飛ばし、WICKの取り外し。
今回これが一番苦労しました。下の写真は格闘後の写真。今まで一番WICK外すの大変でしたね。半端ありません。
石油が固着して動かないのが一般的でパーツクリーナー吹きかけてダイヤル回しながら引っ張ればまあ苦労しても大概は外す事が出来るのですがクリーナーのスプレーは1本丸々使いましたね。それでもびくともせず。今回はWICKとセンターの筒間に四方八方ドライバー差し込んで最終的にはWICKを引っ張り上げる荒療治。ダイヤル回すのはさんざんやったのですがこのタンクは真鍮製で柔らかいのですぐにも壊れそうでビビって他のやり方を模索しての結果です。
残りのボディーは分解します。天板とヒンジの間を固定する鉄板の支柱は、ヒンジ側から外します(この方が楽です)。

大概、天板と支柱は固着してるので天板側から外すとネジ舐めてネジ潰さないように分解します。

ここまで汚れてると水流で溝に入ってる埃も流した方が効率が良いですね。ゴシゴシ。

この頃の製品は真鍮製。ゴージャスですね。埃を吹いてそのあとクリーナー剤で汚れ落とし。その後、木目の細かい金属たわし?で磨きます。

金属部分やヒンジ部分ですが錆取り剤で錆取りをしたのちピカールで磨きます。大体はこれで綺麗になりますよ。
再度組み上げました。順番的にはヒンジ側から支柱を固定してガラス、上部琺瑯をヒンジに乗せその後天板と接続します。
天板のネジと支柱の受けるネジ穴合わせが結構大変でした。

天板も大変苦労しましたが結構きれいになりました。
猫足部分も錆取り剤でその後ピカールで磨きました。
注意が1点、錆取り剤は琺瑯に付けると色がくすみます。琺瑯の輝きが無くなるので注意が必要です。塗りすぎに注意。

本体と給油タンク。タンクは真鍮製で磨くと大変綺麗になります。いい味出してます。この時代は真鍮製。ご存じのように武井のバーナーとか昔からの機器は真鍮製で今は高額ですよね。今振り返れば昔の製品は作りが丁寧だし豪勢ですね。そこがビンテージの魅力でもあります。

とりあえず分解・清掃・稼働準備できましたが付いてたWICKがヘタリと固着していて今回使えないので(短いし動きがスムーズでないので)新しいWICKを買ってから取付を実施します。その時はパーフェクション750と比較してみましょう。またご報告を。
ではキャンプで逢いましょう。
嫁さんに文句を言われ、ガレージにスペースも無く、もう買うまいと心に決めていましたが誰にも相手されていないビンテージストーブ。骨董屋さんで現物を見てしまうと救済せねばと思う気持ちと物欲が。。。。(笑)
今年の7月にアメリカのカルフォルニアに旅行した際にパソロブレスと言う町の骨董屋で見かけた何年も稼働してないパーフェクション。このタイプは戦前の商品なので日本では販売されておらずビンテージ商売の方が輸入して販売する程度の希少機種。

物珍しさと復活させたい気持ちでついついその場で購入、海を遥々超えて日本にやってまいりました。95ドル十分安いのですが80ドルに値切って日本円で9000円くらいでした。不安なのは輸送で壊れることでしたが幸い船便で時間をかけて無事日本に到着です。どのように輸送したかは本ブログ以前の記事のBYERヘリテージコットと一緒にやってきました。
ちなみに嫁さんはこの存在に気が付いてない(爆)一番苦労したのは骨董屋から車に乗せてサンノゼまで運ぶのが一番苦労したかな(笑)知らない内に車に積み込みました。アメリカのレンタカーラゲッジスペース大きいからね~どちらにしても逆鱗に触れるので完成してからのほうが言い訳効く?かなと思ってまだ見せてないです。
ざっと一通り観察してみましょう。
このパーフェクションNo1690は1930~40年代にかけて生産されたモデル
この購入したモデルは底板が黒くパテントの表記もありました。どうやら1930年代初頭のモデルの様です。時代からすると満州事変だわね(爆)すごい昔。。。。

天板部分 曇りと錆が出てますね。トップは艶消し?それとも劣化?

側面の上部琺瑯部分 大した損傷はないですね。琺瑯も剥げていません。

ガラス部分 割れも罅もなく汚いだけのようです。

ヒンジ部分と下部の琺瑯部分 ヒンジはやはり年代物のせいもあり多少のゆるさがあります。錆びてますね。

一部剥げがありましたが、とくに大きな損傷はなく下部の琺瑯も問題なし。金属部分は錆が出てます。メッキも一部錆びてます。

猫足部分と底板 足が錆びてます。底板も一部錆が有り。

内部のタンク これは何十年分の埃でしょうか(笑)

分解と清掃ですね。まずタンクからやりましょうか?

エアーで埃を取り敢えず吹き飛ばし、WICKの取り外し。
今回これが一番苦労しました。下の写真は格闘後の写真。今まで一番WICK外すの大変でしたね。半端ありません。
石油が固着して動かないのが一般的でパーツクリーナー吹きかけてダイヤル回しながら引っ張ればまあ苦労しても大概は外す事が出来るのですがクリーナーのスプレーは1本丸々使いましたね。それでもびくともせず。今回はWICKとセンターの筒間に四方八方ドライバー差し込んで最終的にはWICKを引っ張り上げる荒療治。ダイヤル回すのはさんざんやったのですがこのタンクは真鍮製で柔らかいのですぐにも壊れそうでビビって他のやり方を模索しての結果です。

残りのボディーは分解します。天板とヒンジの間を固定する鉄板の支柱は、ヒンジ側から外します(この方が楽です)。

大概、天板と支柱は固着してるので天板側から外すとネジ舐めてネジ潰さないように分解します。

ここまで汚れてると水流で溝に入ってる埃も流した方が効率が良いですね。ゴシゴシ。

この頃の製品は真鍮製。ゴージャスですね。埃を吹いてそのあとクリーナー剤で汚れ落とし。その後、木目の細かい金属たわし?で磨きます。

金属部分やヒンジ部分ですが錆取り剤で錆取りをしたのちピカールで磨きます。大体はこれで綺麗になりますよ。
再度組み上げました。順番的にはヒンジ側から支柱を固定してガラス、上部琺瑯をヒンジに乗せその後天板と接続します。
天板のネジと支柱の受けるネジ穴合わせが結構大変でした。

天板も大変苦労しましたが結構きれいになりました。
猫足部分も錆取り剤でその後ピカールで磨きました。
注意が1点、錆取り剤は琺瑯に付けると色がくすみます。琺瑯の輝きが無くなるので注意が必要です。塗りすぎに注意。

本体と給油タンク。タンクは真鍮製で磨くと大変綺麗になります。いい味出してます。この時代は真鍮製。ご存じのように武井のバーナーとか昔からの機器は真鍮製で今は高額ですよね。今振り返れば昔の製品は作りが丁寧だし豪勢ですね。そこがビンテージの魅力でもあります。

とりあえず分解・清掃・稼働準備できましたが付いてたWICKがヘタリと固着していて今回使えないので(短いし動きがスムーズでないので)新しいWICKを買ってから取付を実施します。その時はパーフェクション750と比較してみましょう。またご報告を。
2017/12/02
ではキャンプで逢いましょう。
VOLVO 240 ワゴン 修理備忘録(その6)電気系
VOLVO 240 ワゴン 修理備忘録(その5)燃料系
GWはポートランドに行ってVintageShopに行きました(3)
キャンプじゃないよ~OMMに参加しました。
GWはポートランドのアウトドアショップ行ってきました(その2)
GWはポートランドへ行ってきました(その1)
Morgan4/4 ついにクラッチ交換&備忘録
”VOLVO 240 掲示板”の残影(16)
”VOLVO 240 掲示板”の残影(15)
VOLVO 240 ワゴン 修理備忘録(その5)車検
ビンテージ コールマン 500 スピードマスター レストア日記③
ビンテージ 水筒 グランテトラとLAKEN
”VOLVO 240 掲示板”の残影(14)
今年の夏休みは西表島
”VOLVO 240 掲示板”の残影(13)
浩庵キャンプ場
”VOLVO 240 掲示板”の残影(12)
ブログを始めて3年経過しました
鎌倉に似合うバイクを探して プジョーヴォーグSP燃料だだ漏れ事件
世田谷ベースのC105と同じ エンジン組立中www 続き~
VOLVO 240 ワゴン 修理備忘録(その5)燃料系
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ブログを始めて3年経過しました
鎌倉に似合うバイクを探して プジョーヴォーグSP燃料だだ漏れ事件
世田谷ベースのC105と同じ エンジン組立中www 続き~
この記事へのコメント
おはようございます〜
凄い!
日本円で9000円くらいって羨まし過ぎです(笑)
真鍮のタンクもガラスのホヤも全てがカッコ良すぎです。
火入れが楽しみですね!
うちも狙いたいなぁ〜(笑)
凄い!
日本円で9000円くらいって羨まし過ぎです(笑)
真鍮のタンクもガラスのホヤも全てがカッコ良すぎです。
火入れが楽しみですね!
うちも狙いたいなぁ〜(笑)
taku-cさん
こんにちは~
懲りないビンテージストーブ収集家です。切りがないですね(笑)
偶然、ワインカントリーの田舎町の骨董屋で見つけました。安かったのでエアで飛ばしても送料1万以内に収まると思い買っちゃいました。
この頃のストーブは作りが単純なので誰にでもレストア整備できますよ。古ければ古いほど単純です。なんせ石油に浸した綿布に火をつけるだけなので、複雑な機構は要りません。もし安くヤフオクやどこかの骨董屋、もしくは親戚や友人の使ってない古いストーブが手に入れば直すのを楽しみながらレストアできると思います。
その単純さから考えると現代のファンヒータは如何に便利なのか不便なのかわかりませんが複雑な機構で石油を燃やしてますよね~。
WICKのサイズが買ったアメリカではわからなかったのですが、埃を取り払ったらタンクに記載されており通常のパーフェクションの芯WICK#500と同じでした。近日中にオーダーして取り付け次第この冬使ってみようと思っています。
若干未整備なところがまだあるので、また報告します。
こんにちは~
懲りないビンテージストーブ収集家です。切りがないですね(笑)
偶然、ワインカントリーの田舎町の骨董屋で見つけました。安かったのでエアで飛ばしても送料1万以内に収まると思い買っちゃいました。
この頃のストーブは作りが単純なので誰にでもレストア整備できますよ。古ければ古いほど単純です。なんせ石油に浸した綿布に火をつけるだけなので、複雑な機構は要りません。もし安くヤフオクやどこかの骨董屋、もしくは親戚や友人の使ってない古いストーブが手に入れば直すのを楽しみながらレストアできると思います。
その単純さから考えると現代のファンヒータは如何に便利なのか不便なのかわかりませんが複雑な機構で石油を燃やしてますよね~。
WICKのサイズが買ったアメリカではわからなかったのですが、埃を取り払ったらタンクに記載されており通常のパーフェクションの芯WICK#500と同じでした。近日中にオーダーして取り付け次第この冬使ってみようと思っています。
若干未整備なところがまだあるので、また報告します。