80年代末から90年代のオートキャンプブームを支えたトランク型ツーバーナー
コールマンのガソリン対応の413Hとイワタニプリムスのガス対応IP-2222FLAが高級ツーバーナーの双璧でした。キャンプ場で見かけましたよ～かっこ良かったもんね～量産型のフラグシップモデル。今回はイワタニプリムスのトランク型ツーバーナーの紹介。




イワタニプリムスIP-2222FLA（量産モデル）



初代から改良を加えられ実用性とカラーリングやシンプルなデザインをうまく組み合わせて両立させたイワタニプリムス製トランク型ツーバーナーの傑作機（と、私は思ってる笑）。





このモデルに憧れてイワタニプリムスのファンになり、黄色い燃料缶がよく映えていてかっこよかったです。


当時憧れた若いキャンパーも少なくはないと思いますよ。私が盛んにキャンプしていた頃は、プリムスブルーが気に入っていて、このIP-2222FLAをよく出動させていました。現在はロースタイルの流行りなので最近は流行らないのかな？？？（笑）

当初リリースされた初期のモデルIP-2222デイブレイクはガス缶をバーナー底部からねじ込む直結式（そのままIP-2243です。）それを廃し、IP-2222FLAはバーナーハウジングの前面に持ってきたフロントローディング式を採用したモデルです。

使用する際は、グレートを持ち上げて、中に収納されているガス缶のユニットを半回転させてバーナー前面に固定させガス缶を取り付ける機構で、今考えるとかなりユニークな設計です。



ハウジングはスチール製で、出来はなかなかしっかりしており、焼き付け塗装も質感は高いです、ただしそのまま汚れをほっておくと、ご多分に漏れず錆びますが（笑）。



それとプリムスの鬼門、自動点火装置が壊れやすかったり、自動点火装置は調子が悪く、最終的には着火マンのお世話になる（笑）。自動点火装置が付かないIP-2222FLと実質上は変わらないですね～その方がシンプルだったりして～




【スペック】

出力：3,000kcal/h×2
ガス消費量：250g/h×2
サイズ：55×35×15cm（収納時）
重量：6.0kg
素材：スチール焼付塗装







自動点火装置の無いIP-2222FL（前期モデル）、傷の付きにくい特殊塗装を施したIP-FLA-S、アルミ製のIP-FLA-ALが同じシリーズとして生産されました。

IP-2222FLのフロントローディング式になる前の初期のガス缶をねじ込む直結式のモデルの紹介。
イワタニプリムスの初期の試行が感じられる逸品ですね。

【IP-2222 デイブレイク】　　
イワタニプリムスの初代トランク型ツーバーナーで真鍮製のゴージャスなモデル。写真は是非ネットで検索して見ていただければ。
素晴らしい真鍮製・ビンテージの希少なレアモデル、現在入手困難、最近では40000円オーバーの落札価格。シリアルナンバー入りの限定生産、写真を見てみるとバーナー部にIP-2243のヘッドをそのまま使用しているので、2222FLAのようなローダーが無く試作的なツーバーナーの感が否めないけどがそこがまた良い所でもありますね。作りが丁寧でしっかりお金を掛けた製品ですね～


【IP-2222ALデイブレイク】
ALはアルミ製。写真は是非、ネットで検索して見ていただければと思います。
基本設計はほぼ上の初期型と同じで、これもバーナーの底部からガス缶をねじ込む直結式。
アルミ製と言うところがなかなか憎いですね。これも非常にレア物になっています。とにかくにも最初の真鍮とアルミ製品によるオーバークオリティ”なツーバーナーの基本モデルです。以上の2台はもうコレクターズアイテムのためなかなか入手が困難になっています。キャンプ場で見かけたら是非見せてもらった方が良いですよ～良く観察してみてはいかが！?

ではまたキャンプで会いましょう！！！