アウトドアが楽しい季節になりましたね。これから本格的な夏休みです。
私はあまり虫とか気にならないのですが海や山、自然の中に出かけると害虫に遭遇する機会がぐっと増えます。普段は全く気にしませんが春から夏にかけて、こいつら「ブユ（ブヨ・ブト）」だけは大っ嫌いです。




あまり姿を見た方も少ないのではないでしょうか？たいがい知らないうちに噛まれています。このブユ幼虫は小川や渓流で育ち、綺麗な水辺を好むため、蚊と違って都会ではあまり見かけません。夏場のキャンプ場や渓流、ハイキングで刺された経験のある人は多いかと思います。刺されるとかゆくなるばかりでなく、痛かったり腫れたり、長期間痕が残ってかゆみがぶり返す・・・最悪ですね。 この困った虫たち、なんとかならないものでしょうか？


今日は、とくにお子さんたちがブユに刺されないための対策や刺されてしまった後の処置について紹介していきます。

ネットに乗ってる色々ご意見や情報をまとめました！！

【特徴】
①日本で全国各地にいます。成虫の体長は約3～5mm（かなり小さい）噛まれてもわからん！！体は黒っぽく丸まったような形、ハエの小さい奴みたいな奴です。

②渓流の水際でブユの幼虫は生活しているのでブユの成虫は渓流の近くや山中で生活、清流がある環境に近い夏場のキャンプ場は特に多い。

③春から夏（3月～9月）にかけて活発に活動する。夏場は気温の低い朝夕に発生し、昼間はあまり活動しない。特に注意！！曇りや雨など湿気が高く日射や気温が低い時は時間に関係なく発生する。

④黒や紺などの暗い色の衣服に寄ってくる。黄色やオレンジなどの明るい色の衣服には比較的寄ってこない。

⑤誰かが刺され始めると周囲にいるブヨは1匹や2匹ではない。

⑥皮膚を噛み切り吸血噛まれたところに毒素を注入。赤い出血点や流血、水ぶくれが現れる。患部が通常の2～3倍ほど膨れ上がる激しい痒みや疼痛、発熱の症状患部に腫れが1～2週間程つづく、体質や咬まれた部位により腫れが1ヵ月以上ひかないこともある。



⑦天敵はトンボだそうです。秋になると減少します。

【予防】
①明るい色の衣服を着る。

②長袖や長ズボン、手甲や脚絆などを身につけ、素肌を露出させないこと。

③一般的な虫除けスプレーただし裏面をみて「ブヨ」って書いてあるもの。

④自作のハッカ油のアルコール希釈もGOOD。

⑤噛まれどころ、肌が露出しやすい首、手首、足首が一番危険。

【対策】
①ポイズンリムーバーで、毒を抜く。

かゆみの元である毒を抜いて、かゆみを抑える。刺されてすぐにやらないと無意味。吸血された直後ならポイズンリムーバーで患部から毒を吸い出し、洗い流します。



被害に気付くのが遅れると、噛まれた後が塞がってしまいポイズンリムーバーで毒を吸いだせない。

②ポイズンリムーバーがないなら5円玉もしくは50円玉を使い（ただし5円のほうが穴が大きいので扱いやすい）。



噛まれたところの穴の中心にあわせてギューっと押す。そして血を出す。

③熱いおしぼりを押し当てること、もしくはホッカイロ（荒療治：注意！）を当てること。嚙まれてすぐに毒を吸いだし、かゆみと腫れに熱いおしぼりを当てること、温度は４０～５０°位です。（あまり熱いとやけどしますので）かゆみがなくなるまで繰り返すと、熱で毒の成分が変化します。

④ステロイド系の薬（ステロイド外用薬）を塗る。掻くと腫れが一向に引かなくなり、治ったあともシミとして残るので、決して傷口を触らない。絆創膏を貼る。一般の痒みに効くキンカン、ウナコーワは気休めなので根本的な治療が必要。病院でステロイド系の薬を出してもらう。

⑤体質によりかなり症状に差が出ます。腫れがひどいようならすぐに医者に行くべし。専門家に見てもらいましょう。




肌を露出しやすい季節ブユには注意して
では楽しい夏休みをお過ごしください！！

ではキャンプで会いましょう！