Vintage PYREXのパーコレーター

キャンプでコーヒー重要ですよね。私はお酒より大切かもしれない（笑）
パーコレーターって各メーカーから色々出てますよね。ドリップでやるのも良いしインスタントでもいい（笑）それぞれのこだわりでいい気がします。そんな中でパーコレーターも拘る道具の一つ



25年以上前キャンプ道具として初めて買ったMIRROのパーコレーター。上蓋の摘みが透明になっていてコーヒーの濃さが確認で来るようになっている。写真はこれ、、、このシンプルなデザインが好き。今回はMIRROのパーコレーターの話ではありません。






今はそれなりに経験を積んでパーコレーターに慣れましたが最初のころはパーコレーターを使用してコーヒーを入れてもうまくいかない、そんな頃がありました。




パーコレーターの入れ方は結構難しく。火加減、循環による色の濃さの見極め、友人に至ってはパーコレーターではうまくコーヒーができないと言ってる（笑）私に言わせれば、まあ慣れの問題なんですが（笑）、細かいことを言えば火加減と濃さの調節がばっちり決めれれば問題無しなんですけどね～。まあ、だいたいアメリカ人なんか昔ダッチのスキレットに引いた粉入れてお湯で沸かして上澄飲んでた開拓時代を考えれば日本人みたいにこだわらないんでしょう（爆）そうは言っても旨いコーヒーを飲みたいというのが心情なのでそれを解決したのがこのOLD　PYREXのパーコレーターです。
【手前が4CUPS　　　奥が6CUPS】





私はアンティーク好きなのでたまたま見ていたeBayで遭遇、正直最初はパーコレーターとは気づきませんでした。最初はポット？うん？中に蒸留するものが入ってるな～なんじゃこりゃ？ネットで検索してみるとPYREXのパーコレーターでした。1940年代の物と思われるので70年以上前の製品。オールガラス製OLD　PYREXのパーコレーター見た目も美しいのと興味が膨らんで物欲が、、、、、さっそく当時米国に駐在していた弟を使って入札。多少は「物欲による衝動買いと奥様の逆鱗に触れるのでは」と考えも頭をよぎりましたが、ついに落札してしまいましたOLD　PYREXのパーコレーター。

PYREXのパーコレーターとしては当時標準モデルのようです。クリスタルなガラスにクリスタルなハンドル。この透明感が素晴らしい。PYREXがこんな製品を作っていたなんて、、、、と言う驚きと物欲には勝てませんでした（笑）。



その年のクリスマスの国際便に乗せて我が家に到着。一応、弟のクリスマスプレゼントと言うことで（爆）




さっそく淹れてみると、コーヒーが抽出されていく様子がわかりやすくて実に良い。（なんか理科の実験見たい）なにしろ、すべてが透明強化ガラス製のため沸騰からお湯の循環がもろ見ることができます。パーコレーターでコーヒーを入れるうえで重要なのは意外にも温度を上げすぎないでいかに循環させてコーヒーを作るかにかかっているので沸騰させてバンバン循環させたら風味や味が煮詰まってしまうのを状況を見て防止できる。









そこでこの透明なパーコレーターでお湯が循環するときに火力をコントロールして淹れれば、もっと旨く淹れられるはず！！！その状況が見れるのは非常にいい！そんでもってセンターのチューブを通って湯を押し上げてコーヒーを通った褐色の滴がポトポトと落ちる感じが目に見えてその様子を見れるのも楽しいし、薀蓄語ることができる（爆）。






パーコレーターは、アメリカで生まれたコーヒーメーカーで、ドリッパーや他のコーヒーメーカーで淹れたコーヒーとは違う味わいです。いわゆるアメリカンコーヒーとはこのような入れ方をしたコーヒーなんでしょうね。




よく分かったのは通常パーコレーターで旨いアメリカンコーヒーを淹れるために循環時の必要な弱火は、今まで考えていた弱火よりさらに弱火であることがよく分かりました。キャンプの2バーナーは元より、家庭用のガスレンジの最弱火でも良いくらいですね。パーコレーターの解説にも「弱火」とは書いてありますが、キャンプで使うにはちょっと困難と思える弱火がベストなんですね。それが目に見えてわかるのがこのパーコレーターの最大の特徴であり素晴らしいところです。

PS　二つPYREXのパーコレーターを持っていますがebayで購入したのは6CUPSです。米国で苦労して入手しました。で、ほぼ同じ時期に偶然にも4CUPSのパーコレーターを母親が不用品市で2000円で手に入れたもの、母親は不用品市で面白いと思って購入したらしい。血は争えんな～と思ったのと同時に俺が苦労したのを何の気なしに手に入れてる母親に愕然です（笑）